今日は新宿にあるBOOK AND BED TOKYO SHINJYUKUを訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。
1.泊まれる本屋をコンセプトにした話題のブックスポットを訪問
今日訪れたのは、新宿歌舞伎町にある「泊まれる本屋」をコンセプトにしたホテル・カフェBOOK AND BED TOKYO(ブック アンド ベッド トーキョー)の新宿店です。
この新宿店はBOOK AND BED TOKYOの5店舗目として2018年にオープンした店舗です。
BOOK AND BED TOKYOは旧本店である池袋本店にはデイユース、宿泊含め何度か訪れたことがありましたが、こちらの新宿店は初訪問。
個人的にも思い出の詰まった池袋本店はコロナ禍の影響もあり残念ながら2021年に閉館となってしまいましたが、こちらの新宿店は今も尚現役の店舗です。
新宿店が建つのは新宿の歌舞伎町一丁目の一角で、2023年にオープン予定の歌舞伎町タワーのすぐお隣のビルの8階です。
同じビルの中にはリアル脱出ゲームのイベントスペースや、新宿産直横丁という名前の飲み屋街が入っています。
エレベーターで8階に上がるとまずは受付カウンターでお出迎え。
BOOK AND BED TOKYO新宿店は宿泊施設なので24営業ですが、カフェや日中に時間を区切ったデイユースは午後からの営業となります。
ちなみにカフェは12時から、デイユースは13時から営業しています。
2.カフェ利用も可能!写真映えする素敵なメニューを堪能
今回はデイユースの利用目的で訪れましたが、デイユースの開始時間まで30分ほど時間があったのでまずはカフェでひと休みします。
カウンター向かって右手の窓際のスペースがカフェスペースになっていて、窓からは建設中の歌舞伎町タワーが飛び込んできます。
店内はグレーを基調としたスタイリッシュなデザインに木調の棚やカウンターが散りばめられた現代的な装いです。
内装はこれまでのディープで危険な歌舞伎町のイメージを一新するようなクリーンでおしゃれなデザイン。そうはいってもメニューは個性的で、どのメニューもブラックな色合いの強烈な印象のフードとドリンクが盛りだくさんです。
例えばこちらのフルーツサンドは鈍く反射する平らなお皿の上に真っ黒なパンに挟まれたフルーツと白いクリームが挟まる人気のメニューです。
また、こちらのチキンサンドも真っ黒なパンが一度見たら忘れなれないインパクトをもっています。
写真映えもするので、SNSなどでも度々話題になっているようです。
座席は窓際のソファー席とカウンター寄りのテーブル席があって、一人でPC作業する人から、友達同士のグループやカップルまで様々でした。
客層は若い女性客が圧倒的に多くて、本好きというよりも、SNSなどで紹介されたこれらのメニューを食べに来ている人も多い印象でした。
メニューは他にもブラックを基調にしたかなり異質なメニューが企画されていて、料理が到着すると皆思い思いの角度で写真を撮っていました。
3.デイユースで本に囲まれたラウンジ空間を堪能
カフェでひと休みしていると、デイユースの開始時間である13:00に。
受付カウンターでデイユースの手続きを行います。
手続きといっても予約が必要なわけではなく、最初に利用時間を申請して料金を払えばOKです。
デイユースは1時間700円+ドリンク代の時間制。
支払いを済ませたら、店員さんに案内されベッドなどが並べられたラウンジスペースへ。
デイユースの人は、ベッドスペースには入れない、シャワーが使えないなどの制限があって、あくまでも中央のソファー席や階段状のスペースなど一部の空間が使えるコースになっています。
内装は黒やグレーのダークな色と、木の色のコントラストがとても鮮やか。
宿泊スペースはカプセルホテルのように上下に積まれていて、内部には簡易なベッドやコンセントが置かれています。
デイユースはベッドの利用は不可なので新宿店のベッドの寝心地や内部はわかりませんが、以前池袋本店に宿泊した際はまずまずの寝心地でした。
当然普通のホテルと違って音や振動は伝わりやすいので、気になる人は要注意。
個人的には一度寝たら朝まで起きないタイプなので気になりませんでした。
真夜中に本を読みながらウトウトしたり、窓から都心の深夜の景色を眺めるのはとても不思議で魅力的な体験でしたので、機会があればがこちらの店舗にも泊まってみたいと思います。
店内はベッドと一体となった本棚に様々なジャンルの本が並べられていて、本に囲まれた素敵な空間を体験できます。
図書館と違って少し照度を落とした照明や、ドリンクを片手にソファーで本を読めるのはとても魅力的です。
また、こちらの新宿店では雑誌のラインナップが充実している印象で、訪れた人々も雑誌を手にしている人が多かったです。
ディープな本好き層だけでなく、泊まれる本屋というコンセプトに惹かれたライトな層にも支持されているようでした。
ベッドと本棚は、まるで路地のように入り組んでいるのも魅力の一つで、大きな窓に面した明るいエリア、ソファーでくつろげるエリア、奥まったところにあるエリアなど性格の違ったエリアを楽しめます。
天井には漫画「AKIRA」のページが揺らめいています。
近未来のTOKYO感があってカッコいいです。
普段手に取らない本や、本屋では見かけない本も多くあって、一期一会の本とのの出会いが体験できます。(並べられている本の痛みがかなり激しい点が少し気になりましたが)
魅力的な空間と本棚をたっぷりと堪能して、この日の本棚巡りも大満足なものとなりました。
皆さんも機会があれば是非訪れてみてくださいね。
【思わず本や雑誌が読みたくなるおススメ本】
書評誌として本好きに知られる「本の雑誌」創刊からのストーリーを描いた話題の漫画です。
本と出会い、本を通じて世界と繋がっていくワクワク感。ともすれば社会不適合といわれる本好き達が、本を通じて大きなうねりとなってその輪を広げていくのを目撃する嬉しさはもはや快感です。
本を通じて躍動し、積み重ね、受け継がれていく人生が濃厚に詰まったおススメ漫画です。この時代を知る人は懐かしく、知らない世代は新鮮に読めるのもおススメポイントですが、時代が変わっても変わらない本や活字への愛と情熱もひしひしと感じます。
むしろ私は「この本に出会えてよかった」と思ってしまった素敵過ぎる一冊です。
本の雑誌の「神保町」特集をまとめたこちらの書籍もおススメです。
古書店だけでなくグルメからスイーツ、楽器や古典芸能など神保町のディープな魅力が凝縮した一冊。
神保町MAPもついているので、気になった人は是非チェックしてみてくださいね。
BOOK AND BED TOKYO SHINJYUKU
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-27-5 歌舞伎町APMビル8F
アクセス:新宿駅から徒歩約8分、西武新宿駅から徒歩約1分
オープン年:2018年
営業時間:
CAFE 12:00~20:00
DAY TIME 13:00~21:00
ホームページ:https://bookandbedtokyo.com/ja/shinjuku/
※記載の内容は記事執筆時点のものですので、訪れる際はホームページ等で最新の情報を確認してください
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