本好きにおススメしたい東京都内の文学館&記念館10選

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今日は本好きにおススメしたい東京都内の文学館&記念館について紹介したいと思います。
個性的で思わぬ発見に溢れた東京の文学スポットを是非堪能してください。

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1.世田谷文学館(芦花公園駅)

世田谷文学館

まず初めに紹介する世田谷文学館は、1995年に東京23区で初めてつくられた地域総合文学館。
時季ごとに変わる企画展の他、10万点以上ある収蔵品が代わる代わる展示されているコレクション展も注目。
何百人とも言われる世田谷区に在住していた文学関係者の、ここでしか見られない貴重な資料や展示をたっぷりと楽しめます。

また、ガラスや金属といった現代的な素材を使いながらも中庭や池などの環境と調和する建物のデザインも秀逸。
中央にある円形の中庭に面した喫茶どんぐりは、展示を見終わった後にホッと一息つくのにピッタリのスポットです。

詳細記事
・「世田谷文学館」の素敵過ぎる展示からライブラリー、ランチまでレポート

住所:東京都世田谷区南烏山1-10-10
アクセス:芦花公園駅から徒歩約6分
オープン年:1995年
開館時間:10:00~18:00
休館日:月曜、年末年始
入館料(コレクション展):
 一般:200円
 大学生・高校生:150円
 中学生・小学生:100円
 65歳以上・障がい者:100円
ホームページ:https://www.setabun.or.jp/

2.日本近代文学館(駒場東大前駅)

続いて紹介する日本近代文学館は駒場東大前駅から程なく歩いた駒場公園内(旧前田利為侯爵邸敷地内)に建てられた文学館です。
この文学館が計画されたのは、日本が戦後の復興期から高度経済成長期に移り変わろうとしている1960年代。
急激な変化と成長を遂げる日本において、貴重な文学資料の保護と保存の為に、高見順・川端康成をはじめとする文学者や研究者が中心となり計画され、多くの寄付や支援もあって現在の建物が建てられました。

日本を代表する著名な文豪の原稿作家自身の貴重な蔵書をはじめ、収蔵される資料は百数十万点にも及んでいて、コレクションの質ともに日本を代表する文学館と言えます。

1階のカフェBUNDAN COFFEE & BEERでは、駒場公園内の豊かさ自然を取り込むブックカフェとなっていて、文学作品にちなんだドリンクや料理を堪能できるおススメのブックスポットになっています。
詳細記事
・駒場「BUNDAN COFFEE & BEER」日本近代文学館併設のカフェをレポート

住所:東京都目黒区駒場4-3-55
アクセス:駒場東大前駅から徒歩約7分
オープン年:1967年
開館時間:9:30~16:30分
休館日:日曜、月曜、年末年始
観覧料(特別展・企画展):300円
ホームページ:https://www.bungakukan.or.jp/

3.早稲田大学国際文学館(早稲田駅)

早稲田大学国際文学館(通称 村上春樹ライブリ―)は、早稲田大学の敷地内に建てられた文学館です。
その呼び名の通り、早稲田大学の卒業生でもある小説家・翻訳家の村上春樹氏から寄贈された資料やレコードなどを収蔵しつつ、国際的な文学・翻訳の研究や交流拠点なることが目指されて2021年にオープンした最新の文学スポットです。

また、もともとは早稲田大学の4号館として使われていた建物を、建築家の隈研吾氏が改修デザインを行ってつくられたことも大きな注目ポイント。
既存のスラブの一部を撤去し、巨大な木調のトンネルと大階段を設けることで、現実の大学キャンパスから小説の物語の中にトリップするようなデザインは圧巻。

このトンネルは日本と世界、現実と虚構、過去と未来などを繋ぐ空間装置として機能していて、訪れる人をまだ見ぬ世界へと誘ってくれます。
詳細記事
・早稲田「村上春樹ライブラリー」2021年にオープンした話題の施設をレポート

住所:東京都新宿区西早稲田1-6
アクセス:早稲田駅から徒歩約6分
オープン年:2021年
開館時間:10:00~17:00
入館料:無料
ホームページ:https://www.waseda.jp/culture/wihl/
その他:事前予約制

4.吉村昭記念文学館(荒川二丁目駅)

吉村昭記念文学館は、荒川区日暮里出身の小説家である吉村昭の業績を称え、その足跡を紹介する文学館です。
吉村昭といえば、いわゆる記録文学と呼ばれるノンフィクション・歴史小説を数多く発表した昭和を代表する小説家。
生まれつきの体の弱さや戦争などの大きな歴史的な出来事に翻弄されながらも、綿密な取材や幅広い資料の精査によって描かれた作品の成り立ちや魅力をたっぷりと知ることができます。

また、2階の書斎コーナーでは吉村氏が生前使用していた書斎を可能な限り再現し、実際に並べられていた書籍が展示されてます。
再現された机と椅子には実際に座ることができるので、文豪気分をたっぷりと堪能することができます。
詳細記事
・荒川「吉村昭記念文学館」図書館・カフェと一体となった文学館を堪能

住所:東京都荒川区荒川2-50-1 ゆいの森あらかわ2階・3階
アクセス:荒川二丁目駅から徒歩約1分
オープン年:2017年
開館時間:9:00~20:30
休館日:毎月第三木曜、年末年始、特別整理期間ほか
入館料:無料
ホームページ:https://www.yoshimurabungakukan.city.arakawa.tokyo.jp/index.html

5.漱石山房記念館(早稲田駅)

新宿区立漱石山房記念館は、早稲田駅と神楽坂駅のちょうど中間地点に建つ日本初の本格的な夏目漱石の記念館です。
元々この場所は、かの文豪夏目漱石がその晩年を過ごした「漱石山房」があった場所として知られていましたが、隣接する都営住宅の老朽化・取り壊しと併せて整備が行われ、2017年に記念館がオープンしました。
建物の中にまるごと漱石山房を再現した実物大の展示空間や、「漱石のすべてが分かる」をコンセプトにした貴重で膨大な所蔵資料など漱石ファンにはたまらないスポットとなっています。

敷地内には「猫塚」と呼ばれる石の塔や旧夏目邸の基礎が残されていたり、周辺にも漱石ゆかりの史跡が沢山あるので、休日に漱石散歩をしてみるのもおススメです。
詳細記事
・早稲田「漱石山房記念館」文学の聖地に建てられた素敵建築をレポート

住所:東京都新宿区早稲田南町7
アクセス:早稲田駅から徒歩約10分、神楽坂駅から徒歩約10分
オープン年:2017年
開館時間:10:00~18:00
休館日:月曜、年末年始
観覧料(通常展):一般300円
ホームページ:https://soseki-museum.jp/

6.東洋文庫ミュージアム(駒込駅)

東洋文庫ミュージアムは、文京区の駒込につくられた東洋の書籍・文化を専門としたミュージアムです。
元々は1917年に三菱財閥の3代目総帥の岩崎久弥が、旅行家であり図書収集家であるG.E.モリソン博士の集めた極東に関する書籍・資料2万4千点を買い取ったことに始まる東洋文庫のコレクションは、まさに人類の誇る知の集積を体現しているよう。

その他の展示も約100万冊の蔵書を持つ東洋文庫の中からテーマと時期ごとに選ばれていて、教科書で見たことのあるような資料から、初めて目にするようなちょっと変わった資料まで様々です。

東洋の書物という括りはあまり馴染みのないものかもしれませんが、日本古来の古事記や源氏物語などを振り返り、同時代の他の国の書物や文字と比較してみることで、それぞれの違いや共通点、歴史的な流れが浮かび上がってくるのもとても興味深いです。
詳細記事
・駒込「東洋文庫ミュージアム」で絶景本棚と貴重な展示を満喫

住所:東京都文京区本駒込2-28-21
アクセス:駒込駅より徒歩約8分、千石駅より徒歩約7分
オープン年:2011年
定休日:火曜
開館時間:10:00~17:00
入場料:
 一般 900円
 65歳以上 800円
 大学生 700円
 中・高校生 600円
 小学生 290円
ホームページ:http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/museum_index.php


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