葛西「江戸川区角野栄子児童文学館」いちご色の世界が広がる素敵な児童文学館をレポート

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今回は東京都江戸川区に2023年にオープンした江戸川区角野栄子児童文学館(魔法の文学館)を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

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1.江戸川区葛西にオープンした注目の児童文学館を訪問

今回訪れた江戸川区角野栄子児童文学館(魔法の文学館)は、魔女の宅急便などの作品でも知られる童話作家の角野栄子氏の名を関した児童文学館です。

東京の文学館といえば、以前からこのブログでも紹介してきましたが、今回オープンした角野栄子児童文学館は東京都の中でも最も東側、千葉県との境目となる旧江戸川沿いの公園に建っています。
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東京メトロの葛西駅をでて、駅前のバスターミナルから都営バスに乗って約10分ほど。
なぎさ公園という住宅街の中にある公園を進むと、小さな丘の上に今回の目的地となる文学館がみえてきます。

角野栄子児童文学館の外観は、白い外壁に花びらのような屋根が立体的に折り重なったようなデザインが特徴。
建物のデザインを手掛けたのは、新国立競技場などを手掛けたことでも知られる隈研吾氏率いる隈研吾建築都市設計事務所です。
穏やかで自然あふれる公園の中に建つスタイリッシュな建物は、小丘の地形と呼応するようにボリュームを抑えながらも周辺から浮かび上がった異世界感もありテンションがあがります。

角野栄子児童文学館は、私が訪れた時は予約優先制となっていて、事前に公式ホームページから予約をしての来館となりました。
平日など予約状況によっては当日受付も可能ですが、週末などはかなり人気のようで、何回も抽選に挑戦してやっと来館できました。

入館は時間指定制なので、予約時間に入口のカウンターに並ぶとほとんど待ち時間なく入館できました。
ちなみにチケットは大人(15歳以上)700円でした。

2.ストロベリー色の内装が印象的な児童文学の世界に迷い込もう

白いスタイリッシュな外観から館内に入ると雰囲気が一変。
角野氏の作品の世界観をイメージしたというメルヘンチックなピンク色の空間が広がります。

丘の地形に沿うような大階段を中心にコリコの街、ライブラリー、ギャラリー、角野栄子さんの展示スペースなどが立体的に広がっていています。
また、大階段の下は黒猫シアターという劇場となっていて、観客とのレスポンスを行いながら進行するプログラムを楽しめます。

館内はどこをみてもピンク、ピンク、ピンク。
内部のデザインは、角野栄子さんの娘さんでもある児童書作家のくぼしま りお氏が監修しているとのこと。
小さなスケールの要素が折り重なり合い、対比されたり調和しながら非日常的な世界観を実体化しているのがとても面白かったです。

また、館内は完全に閉鎖されているわけではなく公園の緑や空を取り込みつつ、物語の世界に誘う空間となっていたのも印象的でした。

来館者は想像以上に親子での来館が多く、ほとんどが小さな子連れの人のようでした。
他にはカップルや夫婦が少しといった印象。

小さなスケールの家具に籠もったり、本棚の森を子供が楽しそうに駆け抜けたり特に子供は自分の居場所を見つけながら楽しんでるようでした。

2階には栄子さんの仕事場を模したコーナーや、時期ごとに展示が変わるギャラリーもあります。
決して広いスペースではないのですが、ページをめくるようにいろいろな展示を体験できて面白かったです。

大人としても非日常の世界観を堪能しつつ、懐かしの絵本から初めて出会う児童書まで時空を超えるような本との出会いが楽しめました。

3.カフェ・キキのとっておきのメニューを堪能

本の世界を楽しんだあとは最上階にあるカフェ・キキでランチをいただきました。

カフェ・キキは丘の上と接続されていて、自然光が入り視線が抜ける開放的なカフェでした。
今回いただいたかくれんぼカレーは、ちょっとだけ辛めでコクのある味わいがとても美味しかったです。

食べ進めると中にはタコさんウインナーがはいっていました。
正直カレーにはあまり合わなかったですが、ちょっとしたサプライズに思わずほっこりします。中身は時期によっても変わるようなので何が出るかはお楽しみです。

食後はこちらのストロベリープリンも堪能。濃厚プリンと甘いストロベリーが溶け合ってとても美味しかったです。

児童文学の世界をたっぷりと堪能して、この日の本棚巡りも大満足のものとなりました。
とてもオススメのスポットですので、皆さんも機会があれば是非訪れてみてくださいね。


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江戸川区角野栄子児童文学館(魔法の文学館)
住所:東京都江戸川区南葛西7-3-1なぎさ公園内
アクセス:葛西駅からバスで約10分
オープン年:2023年
開館時間:9:30~17:30
休館日:火曜、年末年始
入館料:
 一般(15歳以上)700 円
 こども(4歳~中学生)300円
その他:基本は事前予約制
チケットは江戸川区民割引などあり
ホームページ:https://kikismuseum.jp/

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